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旭化成と三井不動産、中間決算は最高益?? [ニュース]

11月6日、渦中の旭化成と三井不動産は半期の中間決算を発表しました。
この報道は各マスコミから伝えられており、「杭打ち不正データの問題を反映せずに、過去最高益を更新!」という言葉ばかりが先行していますが、2015年上期の半期決算で過去最高益を更新したのは三井不動産だけであり、旭化成は上期決算では前年度実績を少し下回っています。その数字は過去最高益を目指していた予算値より下がっており、必ずしも手放しでは喜べないものです。
ただし、今のところは年間予算に大きな変動は無く、2015年の年間純利益は過去最高になる見込みだそうです。

しかし、この2社の営業利益、余りにも優秀です。旭化成が半期で700億円、三井不動産は半期で1000億円というオーダーです。しかも、数年の実績を見ても、安定して増えています。土台のしっかりとした経営が感じられます。

どんな企業も、売上高は毎年そんなに大きく変わりませんが(上場している大企業を想定して書いています)、営業利益・経常利益といったものは不安定なのです。
例えば、電機産業のメーカーの業績を見ると、ちょくちょく赤字報告をしています。毎年黒字経営っていうのは、意外と難しいのです。

それなのにこの2社は、安定して黒字、しかも額がでかい
これらの利益を次の投資に回せるので、買収したりして、不況にも強い多角経営が出来ているという、お手本のような会社です。

中間決算が出たことで、今回の不祥事は親会社にとっては、それほど巨額の損失ではないことを、印象付けたと思います。
株価も少し復調してきていますね。
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